2024年2月7日。
僕は初めてわけもなく泣きました。
母の作った、かぼちゃの煮物を食べながら。
かぼちゃの煮物とかどちらかというと嫌いなタイプで、まあ肉とか寿司とかカレーライスが好きなどこにでもいる男でした。
でも、肉とか寿司だったらきっと泣かなかったんだろうなとも思います。
・・
・・
僕は2024年の1月から脱サラして、晴れてフリーランスになりました。
人を幸せに豊かにしながら稼ぐことが出来るこの、Xビジネスを仕事にできる喜びを噛みしめながら。
白黒の何の変哲もない文字が、魂を宿って色が付く。
そんな文章が心から大好きでした。
・・
・・
でも、いつしか楽しくなくなった。
今思い返せば、あることがキッカケだったかなと思います。
それは、「批判」でした。
直接的な名指しの批判ではなかったんですが、明らかに僕のことを批判する内容がそこにはありました。
僕は反発し、僕なりの回答を出した後、
その人からサラッと謝罪があったのを覚えています。
きっと「潰してやろう」とか、「心を抉ろう」とかそんな意図はなかったのだろうと思います。
自分のXアカウント運用のための一つの施策だったんでしょう。
批判が稼ぐために必要な要素であることは理解しているし、
「批判のない世界で稼ぐ!」というのはきっと甘い考えなんだろうとも思います。
それでも僕の心を壊すのには十分すぎる出来事でした。
100のファンの方の声があっても、
1の批判が頭をよぎる。
1の批判が100、1000、10000人の声のように聞こえる。
僕はその批判をかき消すように、自分を守るために、
自分も強い口調で煽り自分を強く見せようとしました。
煽りは更なる煽りでしか人を縛っておくことは出来ない。
下書きにツイートがバンバン溜まり、発信頻度も落ちました。
そんなものは長くは続かないどころか、
人はどんどん離れていくように感じました。
そして稼げば稼ぐほどになぜか不幸になっていくんです。
一撃100万円稼いだその日の夜、僕は飯も食えず、
布団に丸まって落ち込んでいたんですよね。
贅沢な悩みと言われればそうですが、今思えばその日から徐々に心が壊れていったのかもしれません。
・・
・・
そんな経験を通して、僕は
「批判で人を自分を不幸にして稼ぐのはおかしい」
「今の他人を蹴落とすようなX界隈はおかしい、変えたい」
「人を幸せにするための情報発信だ」
と思い、あるnoteを出しました。
>>>noteはこちら
このnoteは、結構異質な教材だと思います。
「稼ぐ方法」
「稼ぐための~~」
といった要素は大きくなく、
「思想」
「価値観」
「世界観」
「ファン化」
といった目に見えないものを、いや、
を商品にしたと言っても過言じゃないかもしれないです。
何者でもない僕の人生を売るなんてそんな生意気な。
って感じですが、
信念としては、批判に苦しんでいる人の希望の光になりたい。
そんな思いでした。
・・
・・
凄く嬉しかったですね。
って声も貰いました。
嬉しかったすね。
白黒の文字なんですよ。
でも、そこに魂という色が宿って、
誰かの心を動かす、癒す。
そんなことができるんだ~って。
一撃1000万円とかそんな威力はないですが、僕はこんな声にお金には代えがたい価値を感じました。
このnoteは、1年後買ってなかったことを後悔させる自信があります。
息の長いファン化術。
人を幸せにして自分も稼げて豊かになる自動化ライティング術。
僕は、批判に屈しないし、
今のギスギスしたX界隈を照らす光になります。
「ほら見たか。」
ってね。
・・
・・
・・
僕は、このnoteを通して過去の自分を振り切ったと思っていました。
暗い暗いトンネルを抜け、自分を取り戻したと。
note販売も落ち着いて、
「さあ、これからだ!」
って時でしたね。
おかしい。
何にもやる気が湧いてこないんですよね。
朝、起きても起きる気力が湧かない。
昼まで寝て目が覚めても起きる気力が湧かない。
おなかはすくけど、作る気力も買いに行く気力も湧かない。
U-NEXTで「僕のヒーローアカデミア」をひたすら見て、
一日が終わっていく。
こういうことはまあ過去にはあったので、2~3日すればやる気復活するだろうって思ってました。
・・
でも、2日目。
同じように朝起きる気力がない。
前日寝すぎて夜更かししてるからかな。って。
んで、昼起きる。
「そーいや、飯、1日半食ってねえな。。」
でも起きる気力が湧かない。
昼まで寝てる自分にも嫌気がさす。
とりあえず脱サラして時間だけはあるから、ヒロアカを見て寝て気付いたら夕方。
夜飯・・・
もういいや。ってなる。
風呂なんかもっとめんどい。
「プルルルルル」
彼女から電話来る。
こんな情けない姿みっともなくて言えないし、話す気力もない。
知らんぷりをした。
友達からのLINEも無視した。
仕事のLINEや連絡は、ちゃんとやった。
そこだけは怠けないようにした。当たり前だけど。
そのまま何もすることなく2日目も終えた。
「明日こそは・・・」という希望と、
おかしくなっていく自分を振り払う気持ちを抱いて寝た。
・・
翌朝。3日目。
やっぱり起きれない。
昼まで寝る。そんな自分に嫌気がさす。
飯はいつから食ってないだろう。
さすがにヤバいと思った。
お金をもって外に出た。
無我夢中で松屋のネギ玉牛丼定食をかきこんだ。
3日間ろくに食ってないのに、半分くらいで苦しかった。
胃がびっくりしているのがわかった。
それでもかきこんでそのままスタバに向かった。
辛口添削が残ってる。
>>>こちら
「やらなきゃ。やらなきゃ。」
2つほどやった所で力尽きた。
もうベッドで寝転がりたかったから帰ろうって。
その時友達から電話が。
「おい、かけちどっか行くぞ」
そのまま連れ出されるようにドライブに連れてってくれた。
話を聞いてもらって、どうやら彼女が心配して友達経由で僕の安否を確認していたらしい。
「あ、そんな引きこもってたんや。」
ってその時気付きました。
そのあと、彼女とちゃんと話せよって友達が言ってくれて、
彼女との時間を作ってくれました。
優しい。ありがとう。
しっかり彼女とも和解して帰りました。
・・
・・
んで、翌日。
友達は帰って、また彼女とも会って、
「はぁ~!元気出た~!」
って。
でも、帰ったら、なんかやる気が出ない。
結局、夜飯も食わず風呂も入らずで寝ました。
まあ、明日から頑張ろうって。
明日は大丈夫。
明日は大丈夫。
明日になれば。って。
・・
・・
朝。
やっぱり起きれない。
昨日夜更かししたもんなって結局昼。
今日こそ飯は食おうって買い出しに行くために着替えた。
でも力が出ない。
寝た。
「あああ・・・何してんだ・・・」
僕はそう思って、母に頼りました。情けもなく。
実家に帰省し、旨い飯を食いました。
まず、生活リズムを取り戻そうって思った。
・・
・・
翌朝。
朝飯を食った。いつぶりだろう。
「さあ、頑張ろう・・・!」
そう思って、また何もできなかった。
一日中ベッドの上で過ごしました。
「甘えだ。甘えだ。実家帰って何してんだ。」
そう思いながらも何もできずに一日が終わった。
久々に顔を鏡で見たら、げっそりしてた。
あんなけ寝たのにクマがひどい。
今はとにかく寝よう。
と寝た。
・・
・・
翌朝。
次の日も同じだった。
何もできなかった。
ベッドの上で時間だけが過ぎていく。
これまでの人生、僕は全力疾走だったと思います。
大卒で海外に行ってサッカー選手に挑戦したり、
病気でサッカーを辞めるしかなくなったけど、すぐ切り替えて就活したり、
その会社を1年で脱サラしたり。
ガムシャラ。
だから、余計に受け入れられなかった。
その夜初めて、「うつ病 症状」って調べたんですよね。
無意識に。
そしたらあら不思議。8割当てはまってた。
唯一当てはまらなかったのは、
・なぜか涙が出てくる
でした。
結構身近な人でうつ病の人が多くいて、その怖さは知ってた。
だからこそ、特に大きな出来事や不幸があったわけではない自分が、
「うつ病」って気軽に一言にするのなんて申し訳なかったし失礼だと思った。
いや、受け入れたくなかったのか?
分からんけど。
その晩、DMやらで相談したりもして少し気が楽になった。
「泣いていいんだよ」って。
「一人じゃないよ」って。
ウルってきた。
・・
・・
翌朝。
朝の9時くらいだったかな。
金曜ロードショーの録画を見ながら朝ごはん。
かぼちゃの煮物が出た。
そう。そんなに好きじゃなかった煮物。
「パサついてあんまり好きじゃないんだよな~」って思いながら。
でも、
それを食べたときに、なぜだか涙が出たんですよね。
ウルっとではなく、大粒の涙が。
母に隠そうにも隠せないほどの涙。
あれ、おかしいぞ。
感動するほど大好物じゃないはずなのに。
煮物だから母の味かなんかで涙が出たんかな?って。
そこでふと、昨日の検索結果が頭に浮かびました。
・・
・・
あ。
「俺、心が壊れてたんだ。」って。
あれ?
このままいけば、
あとは「死にたい」の項目だけじゃねえかって。
・・
・・
初めて、自分の弱さというかバッテリー切れを受け入れました。
きっと、僕なんかよりもっとつらい経験をされて病気になってしまった方にはすごく申し訳ない気持ちを抱きながら。
でも、受け入れたら少し楽になったんです。
このブログも、
朝のかぼちゃの煮物事件のその日の夕方に書いてます。
分かんないけど、
「この経験だけは絶対に文章に起こしておこう」って。
その一心で。
そして、同じように苦しんでいる人の希望のヒーローになろうって。
いつかの時のためにって。
ヒロアカのアニメの見過ぎですね。
でも、僕ぶっちゃけ言うと、
うつ病とかって「甘えだろ!!」って思うタイプの人間でした。
親戚の叔父も長い間引きこもっているんですが、
「情けな」ってぶっちゃけ思ってました。
僕が、ひたすら行動マンだったのもあったと思います。
・・
でも、自分が‘‘人間でなくなっていく体験‘‘をして初めて分かったんです。
この暗い暗いトンネルの奥へ行けば行くほどに、
抜け出せなくなるんだろうなって。
一歩踏み出す勇気が怖くて仕方なくなるんだろうなって。
痛いほど気持ちがわかりました。
抜け出そうと思えば思うほどに抜け出せなくなる。
アリ地獄みたいな。
みんな甘えてるんじゃなくて、必死に戦ってるんだな。って。
分かりました。
これはもう体験しないと一生分からなかった感覚だとも思います。
だからこそ書き残したかった。
1年後、
いや、5年後、10年後の自分のために。
そして、その時僕のように苦しんでいる誰かの希望の一記事になれるように。
こんなものは正直、一円にもなりません。
こんな誰かもわからない苦悩日記なんかよりも、
「一撃で○○円稼ぐ方法」
「寝てても稼げる方法」
「裏技」
の方がよっぽど需要も価値もあるんでしょう。
でも、僕は未来の僕にこの記事を託しました。
きっと、今は価値がなくても何年かした後に価値が出る。
いつになるか分からないけど、きっと価値が出る。
そんな記事だと思うからです。
だから、ツイートではなく資産となる「ブログ」に書き記しました。
・・
・・
そんな人生カッコいいじゃないすか。
失敗だって苦悩だって休憩だって恥ずべき事じゃないんだよって。
全部あなたのコンテンツだよって。
誰かを励ます力になるんだよって。
これが僕の生き方です。
・・
・・
この弱さを知って人は強くなるんだろう。
ヒーローになれるんだろう。
そう思いました。
ヒロアカで出てくるヒーローたちもみんな弱さを認めて、それでも困ってる人に笑顔で手を差し伸べていました。
・・
僕は決めました。
弱ってしまったみんなの心を救える人間になりたい。
精神的にも経済的にも。
人を落として強さを見せるようなそんなヒーローにはならない。
そんな信念を持って情報発信をしたい。
でも今のままじゃ中途半端にしか救えないです。
今の僕がまだ弱ってるし、
今の知識や経験値では光を見せられないし、
正しい方向へ背中を押し切ることもできない。
だから、もっと学びます。
1からいや、0からでも稼がせる力を付けます。
もっと強くなります。
攻撃を攻撃ととらえずにかわす力も身に付けます。
表に立つために鈍感力も身に付けます。
一人で抱え込まずに誰かを頼ることをします。
口だけじゃなく実力を付けます。
希望のヒーローになります。
大丈夫。
批判なんかクソくらえだよ。
もう安心だよ。
僕が来たから。って。
堂々と言えるように。
・・
・・
だから今は、、、
コメント